資産急減でメンタル崩壊。絶望の中で私を救った5つの考え方

資産形成

資産1140万円が10日で消えたとき、私は

2025年3月26日、私の資産は約2865万円ありました。
含み益は約620万円。過去最高の水準で、どこか浮かれていたと思います。

しかし、そのわずか10日後。
4月7日には資産が約1724万円まで減少。
たった10日で、約1140万円が吹き飛びました。

ぶれパパ
ぶれパパ

ぶっちゃけこのとき、ほんとに胃が痛かったです……。

この短期間での資産崩壊に、私のメンタルは完全に崩壊しました。
頭の中は「どうしよう、どうしよう、どうしよう……」とグルグル。
何も手がつかず、ただ画面を見て動けませんでした。

「ある程度で損切りしなきゃ…」とわかっていても、
頭にチラつくのは過去の“含み益のピーク”ばかり。
確定ボタンを押せず、ズルズルとポジションを持ち続けた結果、
気づけば“もうどうしようもない”状態に。

信用取引のフルレバ状態。
「このまま借金を背負うんじゃないか…」
そんな不安に押しつぶされ、夜も眠れませんでした。

「なぜイケイケの時に半益すらしなかったのか」
「なぜ欲望に支配されてしまったのか」
後悔と自責の念ばかりが募る日々。

反省はしています。
でも、次またイケイケ相場が来たときに利確できる自信は…正直、まだありません。
だからこそ、今は「メイン投資は投資信託」と決めました。
人間の感情は市場に勝てない——それを痛感した経験でもありました。

支えになった考え方①:“今”は“通過点”でしかないと捉える

ぶれママ
ぶれママ

子どもとの未来とか、老後の旅とか…話してたよね。

私は、将来やりたいことがたくさんあります。

子どもにはやりたいことを自由にさせてあげたい。
老後は妻と一緒に、年に一度の海外旅行や温泉旅行を楽しみたい。
そのためには、最低でも60歳で仕事を終え、家族との時間を大切にしたい。

…でも今のままでは、そこにたどり着けない。

目の前にある現実は、フルレバでホールドした銘柄が資金繰りを圧迫し、
キャッシュフローも悪く、現物株の売却すら悩むような状況です。
1140万円を取り戻すなんて、すぐにできることではありません。

でも私は決めました。「時間をかけて投資信託で少しずつ取り戻す」と。
積立なら、暴落が来ても感情に振り回されにくい。
そして、未来の資産も、家族との時間も、自分の手で取り戻していくんだと。

さらに今は、ブログという“もうひとつの資産”も育てています。
これは数字だけではなく、家族との思い出や、
今の自分の考えを残していける、かけがえのない財産。

そう思えたとき、少しだけ前を向けるようになりました。

支えになった考え方②:他人と比べない。マイペースでいい

ぶれ子
ぶれ子

ぶーっ!(←SNSより、こっち見て!)

資産が半減したとき、SNSを見ているのがつらくなりました。
株や不動産で億を稼ぐ人、親の相続で資産を築いている人、
事業で成功して自由に生きる人たち——

まぶしすぎました。うらやましすぎました。

正直、今でもそう思うことがあります。
でも、ある時ふと思ったんです。
「自分にもできることが、少しはあるんじゃないか?」
「もしかしたら、自分にしかできないこともあるんじゃないか?」

まだその答えは見つかっていません。
でも私は、ブログを書くことで少しずつ自分の思考を整理し、
その答えを探しているところです。

うらやましい気持ちを完全に消すことは難しい。
だからこそ、SNS(主にX)を見る時間を意識的に減らしました。
トランプショックの前後で比べると、
SNSを見る時間は10分の1以下になりました。

情報は必要。でも、それに感情を支配されないようにする工夫も必要。

「人は人。自分は自分。」
この感覚を忘れず、マイペースに積立投資を続けています。

支えになった考え方③:家族の存在が、すべての原動力になった

メンタルが完全に崩壊したとき、何より支えになったのは——
子どもの笑顔でした。

あの笑顔には、とてつもない力があります。
「この笑顔を、これから自分が守っていかなければいけない」
そう強く思えたことで、前を向く覚悟が生まれました。

妻からの「仕方ないじゃん」「なるようになるさ」という一言にも、救われました。
株で損しても、人生が終わるわけではない。
まだ心の整理が完全についたとは言えませんが、
時間をかけて資産を再構築し、精神的にも強くなっていきたい。

ぶれママ
ぶれママ

人生なんてなるようにしかならんのよ。

また、親友も株をしており、トランプショックの影響を一緒に受けました。
お互いに大ダメージを受けた状況でも、毎日のように連絡を取り合い、励まし合いました。

「いつか2人で資産を築き、自由に旅行や遠出に行こう」
そんな夢を語りながら、支え合える存在がいるというのは本当に心強いものでした。

支えになった考え方④:急がない。焦らず積み上げることの大切さ

今回の暴落で、自分の投資姿勢を見直しました。
それは「積立=仕送り」といった新しい考え方ではなく、
“急がない”というシンプルだけど大切な学びでした。

私がリスクの高い個別株に突っ込んでいった背景には、
新NISAの満額を早く積み立て終えたいという焦りがありました。

でも、結果として急いでも何も良いことはありませんでした。
資産が2000万、3000万と増えても、生活が良くなるわけではなかった。
むしろその頃も、違った意味で精神的にきつかったのです。

もしうまくいって4000万、5000万と資産が増えていたら、
もっと大きなロットで個別株を買い、無謀な不動産投資に手を出して、
今よりももっと大きな傷を負っていたかもしれません。

だからこそ、これからは「月5〜10万円の積立で十分」という視点を持って、
時間をかけて資産を築いていこうと決めました。

個別株は、いま信用で保有してしまっている分があるので、
それをどうにか整理するまでは付き合わなければなりません。
でもそれが終わったら、もう一度「投資信託中心の堅実な積立」に戻ろうと思っています。

支えになった考え方⑤:感情を吐き出す“場所”を持つ

資産が大暴落したとき、私は思いました。
「株式だけに資産を集中させるのは危険だ」と。
そして、“お金を増やす手段は投資だけではない”と気づいたのです。

それが、ブログを始めたきっかけでした。
同時に、自分の考えを整理し、家族との日記としても残せるこのブログという場を選びました。

まだ始めて1ヶ月程度。
正直、「続けていてよかった」と思える瞬間はまだありません。
でも、私は継続力には自信があります。

たとえば——
・英語学習アプリ「デュオリンゴ」は630日以上連続継続中
・スタディサプリは345日以上継続中
・スピークバディも150日以上継続(暴落による課金停止で終了)

このブログも、コツコツ続けていけば、
「始めてよかった」と思える日が必ず来ると信じています。

おわりに:急ぐウサギではなく、コツコツ積む亀でいこう

資産を最速で増やしたい——誰しもがそう思うはずです。
私もそうでした。そして今も、完全にはその気持ちを否定できません。

「個別株で一発当てれば、早いんじゃないか?」
そう思って、レバレッジをかけて、資産を突っ込んで——
結果、私は大きな損失を出しました。

普通の人が資産を最速で増やす唯一の方法は、「相場に居続けること」です。
そしてそのためには、
“自分の身の丈に合った投資信託の積立”が最適解だと、私は思っています。

急いだ私は、ウサギでした。
これからは、コツコツと積み上げる亀として、資産形成のレースを走り続けたい。

もし今、あなたが焦っていたり、落ち込んでいたりするなら、
この言葉を贈ります——

「投資は、焦った者から退場していく世界です。コツコツ、積み立てていきましょう。」

ぶれパパ
ぶれパパ

もうイケイケのウサギは卒業です。コツコツ頑張ります!

関連記事・あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました