花火が終わったあと、偶然目の前にあったのがラトビア館。みんなが花火の余韻に浸っているタイミングで、館の前は不思議と空いていました。「今だ!」と、ぶれママと目を合わせて急いで中へ。
正直、ラトビアという国については何も知らず(笑)。でもその分、予備知識なしで入ったぶんだけ純粋に楽しめた気がします。
中に入ると、ふわっとやさしい香り。明るい照明と、壁いっぱいのドライフラワー。まるで森の中に迷い込んだような感覚で、昼間の混雑や雨の疲れがすっと癒やされました。
テーマは「つながり」。人と人、国と国、そして家族との絆。展示のどこを切り取っても、誰かと心を通わせる仕掛けがありました。
ぶれ子も壁の花を見て「わ〜!」と声をあげてニコニコ。ぶれママがその様子を見て「かわいいね」とつぶやいた瞬間、夜の静けさの中で家族の声だけが小さく響きました。――この穏やかな時間こそ、万博でしか味わえない“絆のひととき”だと感じました。


あれ?ここ、どこの国なんだろうね?

ラトビアって書いてあるけど…正直どんな国か全然知らなかったなぁ。

あー!
展示内容の印象(ぶれパパ目線)
ラトビア館でまず目を引いたのは、壁いっぱいに広がる「結露の壁」。表面が少し曇っていて、指でなぞるとスーッと線が描ける仕組みになっています。
ぶれ子は最初、恐る恐る指を伸ばしていましたが、一度描けると分かると、もう夢中。何度も何度も同じ場所をなぞって、笑いながら遊んでいました。
その姿を見ていて、ふと思いました。「いま、何を感じてるんだろう?」って。形や意味なんてなくても、こうして“触ってみたい”という気持ちが、きっと感性の成長につながっていくんだろうなと感じました。

続いて出てきたのが、ラトビアの首都・リガ市とリアルタイムでつながる映像体験。大きなスクリーン越しに、現地の人たちと手を振り合えるんです。
最初に手を振ってくれたのは、リガの女性。その瞬間、会場が一気に盛り上がりました。投げキッスをしてくれる人もいて、こちらの部屋でも思わず「わ〜!」と声が上がるほど。
ぶれ子も負けじと「バイバイ〜!」と手を振って大喜び。その無邪気な姿を見て、ぶれママも思わず笑顔になっていました。
国は違っても、人としての“つながり”は同じ。手を振るだけで、言葉が通じなくても、お互い笑顔になれる瞬間がある――。まさにこの館のテーマ「つながり」をそのまま感じられる体験でした。

館内は明るく、温度もちょうどよくて過ごしやすい雰囲気。夜に訪れたこともあって、全体的に穏やかで落ち着いていました。派手さはないけれど、静かに心を動かしてくれるような“優しい展示”が印象的でした。

あ、ぶれ子がバイバイしてる!

相手の人も手を振ってくれてるね。すごいなぁ、言葉がいらないってこういうことかも。

ばいばーい!
子どもの反応(1歳児目線)
ラトビア館の中では、ぶれ子がずっと笑っていました。壁に触れてはニコニコ、映像のスクリーンを見つけては手を振り、何かを感じ取るようにキョロキョロと目を動かしていました。
展示そのものが派手ではないぶん、“体で感じる”要素が多いのがこの館の魅力。ぶれ子のような1歳児でも、しっかりと世界を楽しめる構成になっているなと感じました。
中でも一番印象的だったのは、あの「結露の壁」。指でツーッとなぞりながら、何か線を描いては笑っていました。その表情が本当に楽しそうで、見ているこちらまで嬉しくなるほど。ぶれパパもぶれママも思わずカメラを構えましたが、撮るよりも今この瞬間を目に焼き付けたい――そんな気持ちでした。
そしてもうひとつ、リガ市とのライブ映像。スクリーンに映る現地の人が手を振ると、ぶれ子もすぐにバイバイ。画面越しでもしっかり反応していて、その小さな手の動きがなんとも愛おしい。
一つだけ注意点を挙げるとすれば、リガ市の人に見えるようにスクリーンに映るには、少し奥まで行かないといけないところ。子どもを抱っこして進む必要があり、混雑時は少し気をつけたほうがよさそうです。
でも、それを差し引いても――やっぱり、あの瞬間のぶれ子の笑顔は忘れられません。
この年齢でも、ちゃんと刺激を感じ取っている。そして、言葉が分からなくても、世界の人と笑い合えるんだと実感しました。
ぶれパパにとって、それは展示以上に価値のある体験。「万博って、こういう瞬間のためにあるんだな」と、改めて思わせてくれた時間でした。
設備や環境の印象(親目線)
ラトビア館の中は、とても過ごしやすい空間でした。照明は明るすぎず、空気もやわらかい。全体的に静かで、ゆっくりとした時間が流れています。
通路もある程度広くて、ベビーカーでも問題なく進めるレベル。展示を見ながらでも、人との距離を保てるほどの余裕がありました。ただし、スクリーンのある部屋だけは少し混み合っていて、ぶれ子を抱っこしながら移動するのは少し大変でした。とはいえ、全体を通して見ると、子連れでも安心して楽しめる設計だと思います。

展示には危ない部分もなく、壁や床もきれいに整えられていて安全面も問題なし。スタッフさんの声かけも穏やかで、小さな子どもがいても嫌な顔をされることはまったくありませんでした。むしろ、ぶれ子が壁に触れているときには優しく見守ってくれていて、そうした空気感にも温かさを感じました。
親目線で印象に残ったのは、やっぱり“心の余裕”を感じられるところ。展示を見ながら、家族で会話をしたり、ぶれ子の反応をゆっくり観察できる時間がありました。
「ゆっくりもできて、つながりも大切にできる空間」。まさにそんな言葉がぴったりの場所です。
外の喧騒を忘れて、家族で穏やかに過ごせる――この空間自体が、“つながり”を体現しているようでした。

ベビーカーでも入りやすかったね。

うん、混雑してたのはスクリーン前くらいかな。あとは快適だった。
混雑状況や入場方法
ラトビア館に入ったのは、ちょうど花火が終わった直後。そのタイミングが最高でした。
待ち時間はゼロ。列もなく、まるで「今しかない」と言わんばかりの静けさ。家族みんなでそのままスッと入ることができました。

しばらくすると、外には少しずつ人が集まり始めていて、気づけば入口には列ができていました。どうやら“花火中”と“花火直後”が一番の穴場のようです。
昼間や夕方の人気パビリオンが混雑している時間帯でも、この時間だけは不思議と落ち着いていて、人の少ない館内をゆっくり楽しむことができました。
入場ゲートも分かりやすく、スタッフさんの案内もスムーズ。外観から展示室までの動線も短く、子連れでも迷うことはありませんでした。「ちょっと立ち寄ってみようか」と思える気軽さも、ラトビア館の魅力のひとつだと思います。
とはいえ、万博はもう終わり。「次に行く人」はいないけれど――この日、あの瞬間にあの空間にいられたことは、きっとこれからも家族の思い出の中で光り続けるはずです。

花火後って、意外と空いてたね。

そうそう、他の館も行列だったのに、ここはすぐ入れた!

夜の万博って、昼とはまた違う雰囲気でいいね。
個人的な感想(パパ視点)
ラトビア館を振り返って、一番心に残っているのは、やっぱりぶれ子の笑顔です。
壁に触れて笑っていた姿。リガ市の人と画面越しに手を振り合っていた姿。どちらの瞬間も、心の奥がじんわり温かくなりました。
ぶれ子にとっては、まだ世界のことなんて分からないかもしれない。でも、誰かと手を振り合って笑う――それだけで十分、「つながり」を感じているんだと思いました。
このラトビア館のテーマは“つながり”。国と国、人と人だけでなく、家族の絆までもそっと照らしてくれる展示でした。
言葉が通じなくても、笑顔で心は通じ合える。そして、家族もまた“ひとつのつながり”なんだと改めて感じました。ぶれ子の成長を見守る中で、この瞬間こそが、何よりも大切な時間だと実感しました。
ぶれママも、義父母も、みんな穏やかな表情で過ごしていて、ただ一緒にいられることが幸せだなと感じました。特別なことはなくても、誰かと優しい時間を共有できる――それがラトビア館の魅力。
派手な演出も、最新技術の展示もないけれど、心が静かに満たされていくような、そんな場所でした。
トルコ館や中国館のように歴史や迫力を感じる展示もあれば、このラトビア館のように“心で感じる”展示もある。それぞれの国が大切にしている想いが伝わってきて、「世界は本当にいろんな形でつながっているんだな」と思いました。
ラトビア館は、そんな万博の中でも、“人のぬくもり”を感じられる貴重な空間でした。

ほんと、ぶれ子が笑ってくれるだけで、全部報われるね。

うん、この瞬間のために来てよかったなって思う。

にっこ〜!
まとめ
花火のあと、ふと目に入ったラトビア館。偶然立ち寄っただけのはずが、気づけば心に残る“癒しの時間”になっていました。
ぶれ子が壁に触れて笑い、リガ市の人たちと手を振り合って笑顔になる。その光景を見て、「つながり」って、きっとこういう瞬間のことなんだろうなと感じました。
ラトビア館は、派手さこそありませんが、誰かと心を通わせる温かさが詰まった場所。静かで、やさしくて、万博の喧騒の中で“ほっと一息つける”空間でした。
子どもでも楽しめて、大人は癒される。家族で訪れたからこそ感じられる“ぬくもりの展示”でした。
ぶれパパ家にとって、この日を象徴する言葉はやっぱり「つながり」。国と国、人と人、そして家族の絆――それぞれが交わるこの万博の中で、ラトビア館は静かにその意味を教えてくれました。
「世界は広いけれど、笑顔の形はどこも同じ」。そんなことを思いながら、ぶれパパはラトビア館をあとにしました。

またこういう優しい展示、行きたいね。

うん、万博は終わっても、思い出はずっと残るなぁ。

またいく〜!
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