【1歳児連れで行く!】コモンズ-Dの展示は子どもも楽しめる?|大阪・関西万博2025

家族の日常・雑記

大阪・関西万博の開催期間も残りわずか。
「終わってしまう前に、もう一度行こうか」――そんな会話から、今回の再訪が決まっていました。

とはいえ、特別な目的があったわけではありません。前回は時間が足りず回れなかったところも多かったので、「今度は気の向くままに楽しもう」というゆるい気持ちで出発。家族での万博、きっとこれが最後になるだろうという思いもありました。

朝はまだ暗いうちに起きて準備開始。ぶれ子をそっと抱えて、義父母と合流して出発します。
「朝早いと、やっぱり眠いね…」と話しながらも、車内はどこか穏やか。前回よりも歩けるようになったぶれ子の成長が、再訪の楽しみを少し増やしてくれていました。

ただ、天気はあいにくの雨。傘を差すと片手がふさがってしまうのが、子連れには地味にきついところ。抱っこに荷物に傘に…「もう一本手がほしい」と思う場面が何度もありました。それでも、家族で協力しながらなんとか会場入り口へ。

すでに人の多さに圧倒されながらも、歩いていると「コモンズD」の前でふと足が止まりました。ちょうど列が短くなっていて、「今なら入れるかも?」と家族で目を合わせる。
そのまま傘を握りしめて、自然と列に加わっていました。

展示エリアに入ると、外の雨音が嘘のように消えて、空気がひんやり。国ごとに違う音や光、香りが入り混じって、まるで“世界の見本市”のような雰囲気。気づけば、雨で沈みかけていた気持ちが少しずつ明るくなっていく。

「来てよかったかも」――そんな小さなつぶやきが、また家族の一日を動かし始めていました。

ぶれママ
ぶれママ

コモンズDって、子どもでも楽しめる展示あるのかな?

ぶれパパ
ぶれパパ

うん、思ったより見ごたえあったよ。アフリカ系の展示が多くて、ぶれ子も反応してた!

ぶれ子
ぶれ子

ニャーニャー!

活気あふれる「コモンズD」の世界。アフリカ色の濃い展示が多め

「コモンズD」に入ってまず感じたのは、空気そのものの熱量でした。いろいろな国の音や言葉、カラフルな布や工芸が目に飛び込んできて、まるで小さな世界旅行。特にアフリカの国々の展示が多く、民族色のある装飾やアートが並んでいて、見ているだけでワクワクが加速します。

外観や入り口は、特定の国に寄せた派手さよりも「共有空間=コモンズ」らしいニュートラルな作り。ここに入れば、いくつもの国をまとめて巡れる――そんな一体感と期待感がありました。

順路は時計回りに進むのが基本。流れに乗れば自然と各国を見て回れます。ただし午後はかなり混雑していて、列がごちゃごちゃしやすく通りづらい場面が多め。各ブースのスペースは小さめなので、ベビーカーは少し苦戦しました。狭い通路で立ち止まる人がいると、タイミングによっては進むのに時間がかかります。

とはいえ展示自体の魅力は十分。国ごとの個性がぎゅっと詰まっていて、家族で「ここはどこの国かな?」と話しながら歩く時間は、学びと遊びが同時に進む感覚。カラフルな装飾や太鼓の音に子どもが引き寄せられる瞬間も多く、写真を撮る手が止まりませんでした。

子連れ視点のメモ

  • 順路は時計回りで回りやすいが午後は混雑前提
  • ブースが小さめなので、ベビーカーは混雑時に通りづらい。
  • アフリカ系の展示が多く、色彩と音で子どもの反応は良好

こんな人におすすめ

  • 色々な国を一気に見たい人。
  • 普段はなかなか行けないアフリカの国々の文化に触れてみたい人。
  • 写真映えする装飾や工芸を短時間で効率よく楽しみたい人。

混雑と狭さは正直ネックですが、世界の多様性をギュッと一皿に盛ったプレートのような満足感がありました。子連れで行く場合は、混雑ピーク(午後)を外すか、回る数を欲張らずに「気になる国を厳選」する作戦が相性良さそうです。

リベリア館|“呪術風の像”とコーヒー体験

コモンズDの中でも強く記憶に残ったのがリベリア館。展示は明るめの照明でとても見やすく、黒光りする木彫りの像がずらりと並びます。細かな彫りや表情の違いに目を奪われつつ、「これは儀式用?飾り?どうやって使うんだろう…」と想像が膨らむコーナーでした。

派手な音演出はなく、太鼓の響きなどもありません。そのぶん像そのものの存在感が際立ち、しんとした空気が心地よい。ぶれ子は興味津々で手を伸ばしそうになる場面があり、「触らないでください」の掲示にドキッ。小さなお子さん連れの方は、このゾーンは必ず手をつないで歩くのがおすすめです。

ショップで“リベリアの一杯”を

展示を見終わってから、隣接のショップでコーヒーを購入(ぶれママが素早くゲット)。これが想像以上に苦い&熱い! 一口目で「うわ、苦い!笑」となるほどの深いコク。香りは豊かで、飲み進めると疲れに効いてくる感じもありました。提供は早めで量もしっかり。価格は失念ですが、体験としては満足度高めの一杯でした。

ぶれママ
ぶれママ

コーヒーってどのタイミングで買うのがいいの?

ぶれパパ
ぶれパパ

展示を見終わってからがベスト!持ちながらだと像の前で落ち着いて見られないんだ。

ぶれママ
ぶれママ

なるほど、先に買っちゃいそうだった~。

混雑・動線・撮影のしやすさ

  • 並び時間:ほぼ待たずに入場。
  • 動線:スペースが小さめで人の流れが読みにくく、ベビーカーはやや苦戦
  • 撮影:明るくて写真は撮りやすい。立ち止まる際は後方確認を。

先に知っておくとラクなポイント

  • コーヒーは展示を見終わってから購入。手に持っていると像の前で落ち着いて見られません。
  • 子どもが像に手を伸ばしがち。抱っこor手つなぎでサクッと回るのが安心。

“この記事の顔”にしたいカット

壁の仮面と背の高い木像が並ぶコーナーが、最も象徴的でした。静かな迫力があり、背景としても映えます。家族ショットは公開しませんが、ここで撮ったInsta360の動画は、ぶれ子が大きくなったら家族で一緒に見返したい一場面です。

リベリア館は、派手な演出ではなく“物そのものの力”で魅せる展示。短い時間で遠い国の空気を感じられる、コモンズDの中でも記憶に残る一角でした。

タジキスタン館|氷河模型の迫力と自然の息吹

リベリア館の熱気から一転、ここは空気まで少しひんやりしたように感じるタジキスタン館。入口を抜けると、視界の大半を占めるほどの巨大な氷河模型がどんと構え、思わず足が止まりました。体感では展示スペースの4分の1ほどを使っているスケール。照明は明るめで、角度によって白い光沢の表情が変わります。

模型は触れない展示ですが、近くまで寄って観察できます。派手な演出や音楽はなく、静けさの中で氷の量感と冷たさを“想像で補う”タイプ。説明パネルには「極地以外では世界最大の氷河」とあり、スケールの大きさに思わず唸りました。さらに、タジキスタンを象徴するサレズ湖の写真も展示。透き通る水面と切り立つ山々の風景が、模型と相まって大自然の息づかいを感じさせます。

子連れでの見学メモ

  • 明るめの照明で写真が撮りやすい。SNS用の一枚が狙いやすいです。
  • ベビーカーでも近づきやすい広さ。ただし展示には触れないので手の届く年齢は要注意。
  • 体験型の仕掛けは少なく、静かな展示をじっくり眺めるスタイル。

ぶれ子は体験型の展示が好きなタイプですが、この氷河の白さと光沢が気になったようで、しばらく立ち止まって眺めていました。写真は明るくクリアに撮れるので、家族の記念ショットにも向いています。

こんな人におすすめ

  • 自然が好き、山岳・氷河・湖などの風景に惹かれる人。
  • 派手な演出より、静かな展示を落ち着いて鑑賞したい人。
  • 学び要素(地理・地学)がある展示を、子どもと一緒に体験したい人。

タジキスタン館は、仕掛けで驚かせるのではなく、素材そのもののスケールで魅せる展示。世界にはまだこんな雄大な氷河や湖がある――そんな余韻が、会場を出たあともしばらく残りました。

他国の展示とぶれ子の反応。混雑の中でも笑顔が絶えなかった時間

コモンズDの中には本当に多くの国が参加していて、どのブースも個性豊か。リベリアやタジキスタン以外にも、アフリカやアジアの国々がひしめき合い、まるで地球の文化祭のような賑わいでした。

その中で特に印象に残ったのは、ナイジェリア館のヒョウの模型。リアルな毛並みと鋭い目つきが印象的で、思わず大人でもドキッとする迫力。ぶれ子はそれを見て「ニャーニャ!」と声を上げて喜び、周囲の人も思わず笑顔に。こういう瞬間が、家族で来てよかったと感じるひとときです。

続いて立ち寄ったカメルーン館では、色鮮やかな民族衣装の展示が目を引きました。赤や黄色、青などのカラフルな布が並び、まるで動くパレットのよう。ぶれママは「きれいだねぇ」と感心しながら写真を撮り、義母も「日本では見ない色使いね」と笑顔を見せていました。

また、アフリカから少し離れたモンゴルのショップも興味深いスポット。革製品や小物、民族モチーフのアクセサリーなどが並び、旅の土産話にぴったり。スタッフさんは常駐していましたが、こちらから質問すれば丁寧に答えてくれるスタイルで、落ち着いた雰囲気が印象的でした。

ぶれ子の反応と家族の過ごし方

ぶれ子は動物が好きなので、動物系の展示には反応が抜群。指を差して「にゃー!」「わんわん!」と嬉しそうに声を出し、そのたびに周囲の人がほっこり。
ただし午後のコモンズDは特に混雑していて、小さな子どもが歩くにはやや危険なほどでした。ベビーカーを押すのも難しく、「ここは抱っこだね」と夫婦で交代しながら進むのが現実的でした。

義父母は映像展示や説明パネルをじっくり読むタイプで、立ち止まっては「なるほど」と頷いたり、スマホでメモを取ったり。家族それぞれが自分の興味を見つけられるのも、このコモンズDの魅力のひとつです。

これから行く方へのアドバイス

  • 人が多い時間帯は、必ず手をつなぐ・抱っこ・ベビーカーで対応。
  • 展示に夢中になると人の流れに紛れやすいので、安全第一で回るのがおすすめ。
  • 午後は混雑するため、午前中に子ども向け展示を回るとスムーズ。

文化も色も音も違う、さまざまな国が集まるコモンズD。混雑の中でも家族の笑顔が絶えず、ぶれパパ家にとって忘れられない時間になりました。

ぶれパパ
ぶれパパ

午後は本当に人が多くて、ベビーカーだと動けない場面もあったね。

ぶれママ
ぶれママ

そうそう、展示に夢中になってたらぶれ子がスッと人の間に行っちゃいそうで焦った!

ぶれパパ
ぶれパパ

抱っこで進むのが一番安心かも。安全第一!

ぶれ子
ぶれ子

だっこ~!

まとめ|多国の文化が交わる場所で感じたこと

コモンズDを一通り回ってみて感じたのは、本当に多くの国が集まっているからこそ、どんな人でも楽しめる場所だということ。ひとつひとつの国に、それぞれが大切にしている価値観や伝えたい思いがあり、その違いが展示の形やテーマに表れていました。
「国によって、ここまで表現が変わるんだな」と思わされる場面も多く、歩くだけで世界の多様性を肌で感じることができます。

特に印象に残ったのは、家族で「ここはこういう国なんだね」と話しながら、いろんな展示を見て回れた時間。
まるで世界を一周しているような感覚で、ぶれ子の笑顔や驚きのリアクションを見るたびに自然とこちらも笑顔になります。世界にはこんなにも多様な文化や人がいる――その当たり前のことを、家族で一緒に体感できるのが万博の魅力だと改めて感じました。

子連れで訪れる際のポイント

  • ベビーカーは混雑時に使いづらいため、抱っこや手つなぎを臨機応変に組み合わせるのがおすすめ。
  • トイレはコモンズD内に設置されているので、ここで済ませておくと安心。外よりも混雑が少なくスムーズです。
  • 混雑を避けたい場合は午前中や空き時間帯の訪問が◎。

次に行くとしたら、空き時間を狙ってゆっくり見て回りたいところ。人が少ないだけで展示の印象もぐっと変わり、写真や動画も落ち着いて撮影できます。時間に余裕があれば、他のコモンズもぜひ回ってみてください。きっと新しい発見があります。

ぶれパパから読者へ

「どんなに混んでいても、後からになってはそれも良い思い出です。」
その日の大変さも、疲れも、振り返れば家族で共有した時間の一部。
ぶれ子の「ニャーニャ!」という声が響いたコモンズDは、きっとぶれパパ家にとっても忘れられない一日になりました。

ぶれママ
ぶれママ

混んでたけど、色んな国を一緒に見られて楽しかったね。

ぶれパパ
ぶれパパ

うん、ぶれ子も楽しそうだったし、世界の文化を肌で感じられたね。

ぶれ子
ぶれ子

ニャーニャ!

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