【2025年版】教育費はいくらかかる?公立・私立の学費と塾代を総額シミュレーション〈早見表付き〉

家計とライフプラン

はじめに

教育費は、進路によって1,300万円~3,200万円ほどかかると言われています。特に負担が大きくなるのは、小学校から私立を選んだり、中学受験や高校受験に向けた塾代が重なってくるご家庭。

我が家でも「どこまでが現実的か」「どう備えていけば安心か」と何度も夫婦で話し合ってきました。この記事では、その過程でまとめた教育費の情報や考え方を、できるだけわかりやすく整理しています。

文部科学省などの公的データをもとに、全国平均・東海4県の平均値を比較しながら、

  • 公立・私立それぞれの学費・塾代の実態
  • 進路パターン別(6通り)の総額シミュレーション
  • ぶれパパ家のリアルな資金準備と残高推移

などをご紹介しています。

なお、本文中では自作のスプレッドシートを使って試算をしていますが、数字の見える化の一例としてご覧いただければ嬉しいです。

学費(学校内費用)の全体像

まずは、文部科学省の「子どもの学習費調査」などのデータをもとに、幼稚園から大学までの学費(授業料や教材費などの学校内費用)を整理しました。

私自身が驚いたのは、小学校私立を選ぶとゼロが一つ違うレベルの差になるということ。中学私立でも家計へのインパクトは十分大きいのに、小学校から私立に行くと「最初から1,000万円コース」という感覚になります。

公立でももちろん出費はありますが、私立は学費だけでなく制服・施設費なども高く、家計設計において大きな分岐点になります。

ぶれパパ
ぶれパパ

小学校私立はゼロが一個違う…!

学校段階全国平均
(年間 → 累計)
東海4県平均
(年間 → 累計)
幼稚園〈3年〉18.5 → 55.5出典 / 34.7 → 104出典19 → 57出典 / 35 → 105出典
小学校〈6年〉33.6 → 202出典 / 182.8 → 1,097出典32 → 192出典 / 175 → 1,050出典
中学校〈3年〉54.2 → 163出典 / 156.0 → 468出典53 → 159出典 / 151 → 453出典
高校〈3年〉59.8 → 179出典 / 103.0 → 309出典58 → 174出典 / 100 → 300出典
大学〈4年〉103.5 → 414出典文系 152.0 → 608出典
理系 183.2 → 732出典

塾・習い事など「学校外教育費」

学費と並んで家計を揺さぶるのが「塾・習い事」などの学校外教育費。特に中学以降では、塾代が学費を上回るケースも珍しくありません。

ぶれパパ家では、公立に通っても以下のような理由で学校外の教育費がかかると考えています:

  • 学校の受験対策フォローが手薄 → 塾で補う必要あり
  • 英語教育やAI教育などの先進的な分野は外部に頼る
  • 子ども自身が希望するスポーツ・習い事への支援

また、私自身が「もっと早く金融教育に触れていれば…」と感じていることもあり、将来の金融リテラシーや選択肢を広げるために、塾や習い事にも一定の投資は必要だと考えています。

ぶれママ
ぶれママ

塾代って学費より高いって、本当!?

学校段階全国平均(年間 → 累計)
幼稚園〈3年〉10.0 → 30.0出典 / 15.8 → 47.3出典
小学校〈6年〉21.6 → 129.7出典 / 72.0 → 432.3出典
中学校〈3年〉35.6 → 106.8出典 / 42.3 → 126.9出典
高校〈3年〉24.6 → 73.9出典 / 26.4 → 79.1出典

進路モデル6通りの総教育費

進路の違いによって教育費はどれだけ変わるのか? 私立のタイミングをいつにするかで総額が大きく変化します。

以下の6パターンは現実的な選択肢としてよくあるもので、ぶれパパ家でも議論が絶えません(笑)。

本音では最低でも「高校から私立(パターンC)」が希望ですが、現実的な妥協案として「中学から私立(D)」も選択肢に。小学校私立(E)は正直かなり厳しいです。実際に数字で見ると、総額が約2倍に膨れあがるパターンもあることがわかります。

教育費は“いつから私立にするか”が最大の分岐点であり、家計戦略の要です。

モデル総額
A 公立→国立国立1,354
B 公立→私立大私立1,548
C 高校私立私立私立1,683
D 中高私立私立私立私立2,008
E 小中高私立私立私立私立私立3,206
F 幼小中高私立私立私立私立私立私立3,272

※総額は各段階の教育費を合計し、筆者が試算したものです。

ぶれパパ家の資金計画 & シミュレーション

ここでは、ぶれパパ家の教育費シミュレーションと支出プランを公開します。妥協案として、「中学から私立(D)」としての資産をするとしています。

【取り崩しルール】

  • 現金:中学3年間で年30万円(計90万円)
  • 投資信託:中学で年50万円、高校で年30万円(計240万円)

このように設定したうえで、給与からの支出がどれくらいになるかを可視化したのが下のグラフです。

中学期には月9.9万円高校期には月6.9万円と、かなりの家計インパクトになります。とはいえ、小学校時代にしっかり積み立てておけば対応可能な水準でもあります。

学齢期年間負担月額換算メモ
私立中 1〜3年約118万3,000円約9万9,000円貯金+投信を年間80万円取り崩し
私立高 1〜3年約82万9,000円約6万9,000円投信取り崩しを30万円に抑制
私立大 1〜4年約152万円約12万6,000円投信は取り崩さず、奨学金・バイト活用を想定

【ぶれ子名義の資産推移】

貯金と投資信託を中学・高校時代に取り崩しても大学3年時に200万円程度残る見込みです。これで短期留学や奨学金不要の選択肢も現実的に。

ぶれパパ
ぶれパパ

取り崩しても200万円残るなら、留学も夢じゃないね

【改善シナリオ】

現在、ぶれ子のためにS&P500積立を月1万円行っています。それを2万円にすることで、中学入学時点で約460万円、大学3年で約330万円の残高が見込めます。(年利4%計算)

「ここまでやるなら、どの学校でも選ばせてあげられる」と思えるよう、今のうちから積立とシミュレーションで備えておくのがわが家の方針です。

  • 中学入学時の投信残高 → 約460万円
  • 大学3年時の残高 → 約330万円
  • 給与負担は変えずにリスク緩衝資金を上乗せ可能

※投信運用は Shiruporuto長期積立シミュレーター(年4%複利)で計算。

まとめ

教育費は“知って備える”が最強の防衛策。

小学校私立など金額インパクトが大きい選択肢も、目的別に貯め先を分けて見える化すれば「いつ・いくら・どうするか」が一目瞭然になります。

今回ご紹介したように、表だけでなく自分たちの思いや優先順位を反映した教育資金シミュレーションは、単なる貯金よりも家族の将来に大きな安心をもたらしてくれます。

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