2025年8月9日(土)、連休の初日。私たち夫婦と1歳の娘、そして義父母の5人で、アートアクアリウム展 名古屋2025(会場:栄・中日ビル6階 中日ホール)へ行ってきました。7年ぶりの名古屋開催ということもあり、家族みんなで「今回は絶対に行こう」と決めていたイベントです。
会場に一歩足を踏み入れた瞬間、まるで別世界。四方からあふれる柔らかな光、心地よく響く音、ほのかに漂う香——その三つが重なって、視覚・聴覚・嗅覚が同時に満たされる不思議な体験が始まりました。色とりどりの金魚が優雅に泳ぎ、ガラスや水面に反射した光がゆらめく様子は、写真や動画では伝えきれない「現場の臨場感」です。
正直、出発前は「1歳児でも楽しめるかな?」という不安がありました。ですが、娘はキラキラ光る水槽をじっと見つめ、ときどき「あっ!」と声を上げて金魚を指差すほど夢中。幻想的で美しい世界は、赤ちゃんにも十分魅力的でした。義父母も「こんな小さな子でも楽しめるんだね」と驚きながらも、ゆっくりとしたペースで一緒に満喫できました。
本記事では、実際に訪れてわかった見どころ、子連れ(特に1歳児)での楽しみ方と注意点、ベビーカーや授乳室などの設備情報を、家族5人での体験談とともに詳しく紹介します。これから「アートアクアリウム展 名古屋2025」へ行く予定の方はもちろん、1歳児連れでも楽しめる名古屋・栄のお出かけ先を探している方の参考になれば嬉しいです。

アクセスとチケット情報|子連れで行く前に知っておきたいポイント
「アートアクアリウム展 名古屋2025」の会場は、栄・中日ビル6階 中日ホール。私たちは電車を利用し、地下鉄東山線・名城線の栄駅から徒歩で向かいました。会場までは地下道で直結しており、駅からそのまま地上に出ずに移動できるため、真夏の直射日光や雨を避けられるのが大きなメリットです。最近の暑さは特に厳しいので、このアクセスの良さは子連れにとってかなりありがたいポイントです。
チケットは事前にWEB前売りで購入しました。公式サイトから簡単に手続きができ、当日のチケット売り場で並ぶ必要がありません。私たちが前売りを選んだ理由は、混雑回避のため。当日は連休初日ということもあり、中に入ってからは多くの人で賑わっていましたが、入場自体は10:30の時点で非常にスムーズでした。チケット料金や購入方法は公式サイトで最新情報を確認するのがおすすめです。
今回は1歳児連れだったため、いつものお出かけセット(オムツ、着替え、子ども用のお弁当など)を持参。ベビーカーはA型のサイベックス メリオカーボンを使用しました。会場内はベビーカー持ち込み不可のため、入口付近にある臨時ベビーカー置き場に預けます。置き場は広く、他にも数台のベビーカーが並んでいました。スタッフが「こちらに置いてください」と丁寧に案内してくれるので、初めてでも安心して利用できます。
おむつ替えは中日ビル3階の多目的トイレを利用しました。新しいビルだけあって、清潔感は文句なし。まるで病院のような良い香りが漂い、設備も充実しています。パパも安心してオムツ替えができる環境が整っており、女性専用の授乳室もあるため、どちらの立場でも不便を感じませんでした。
中日ビル全体の印象としては、「新しくてきれい」という言葉がぴったり。動線も分かりやすく、ベビーカーを押しての移動やエレベーター利用もスムーズです。レストラン街には和洋中さまざまな飲食店が並び、休憩や食事に困ることはありません。おしゃれなショップも多く、ちょっとしたショッピングも楽しめます。コーヒー好きな方には、ブルーボトルコーヒーがおすすめ。ちなみに、ぶれママはここのコーヒーが大好きですが、ぶれパパ(私)はコーヒーが苦手なためスルーしました…(笑)。
アクセスのしやすさ、チケットの事前購入、そして赤ちゃん連れでも安心できる設備の充実。この3つがそろっていることで、当日は移動や待ち時間のストレスを最小限に抑えられ、家族みんなでゆっくりと展示を楽しむことができました。
会場内の見どころ|光・音・香に包まれる幻想的な展示を巡る
「アートアクアリウム展 名古屋2025」の会場は、作品の配置や光の演出が計算され尽くしており、順路に沿って歩くだけで一つの物語を辿るような体験ができます。ここでは、私たち家族が実際に巡った順番に沿って、印象的だった作品を紹介します。各作品の詳しい説明は公式ページにも掲載されていますが、この記事では私たちの体験を交えてお伝えします。
カレイドリウム 会場に入って最初に目に飛び込んできたのは、万華鏡のような世界を体感できる「カレイドリウム」。水槽の中の光が色と形を変えながら反射し、覗き込むたびに異なる景色が広がります。まるで時間や空間の感覚が揺らぐような、不思議で美しい作品でした。



キリコリウム 次に現れたのは、切子細工のような美しいカットが施された水槽「キリコリウム」。ここでぶれ子が大喜び。金魚を見つけるたびに指を差し、「あっ!」と声をあげていました。光の加減によって切子模様がキラキラ輝き、子どもにも大人にも魅力的な作品です。


ボンボリウム ぼんぼりをモチーフにした「ボンボリウム」は、和の温かみと優雅さを感じさせる展示。柔らかい光が金魚の泳ぐ姿を優しく照らし、見ているだけで穏やかな気持ちになれます。

ロータスリウム 蓮の花をかたどった「ロータスリウム」は、仏教的な静けさと神聖さを感じさせる空間。金魚たちが蓮の花を彩るように泳ぐ様子は、まるで極楽浄土を覗き見ているかのようでした。


金魚の竹林 ロータスリウムのそばに配置されている「金魚の竹林」は、まるで蓮の花を守るように立ち並ぶ幻想的な空間。青緑の光に包まれ、金魚が竹の間を泳ぐ姿は息をのむ美しさです。

金魚コレクション 小さな水槽にかわいい金魚が並ぶ「金魚コレクション」。種類ごとの特徴を間近で観察でき、金魚好きにはたまらないコーナーでした。

行燈リウム 日本の伝統美を感じさせる「行燈リウム」は、温かみのある光と柔らかな影が印象的。和紙を通した光に照らされた金魚は、また違った趣を見せてくれます。

タマテリウム 玉手箱のような造形が特徴の「タマテリウム」は、迫力と遊び心を兼ね備えた作品。和の装飾と現代的なライティングが融合し、まるで物語の一場面に迷い込んだような感覚になります。


花魁・帯舞 巨大な金魚鉢作品「花魁」と、しなやかな装飾が美しい「帯舞」の前では、家族全員で記念撮影。赤や金色の光に照らされた水槽と金魚が背景となり、特別な一枚になりました。


オリガミリウム 千羽鶴をモチーフにした「オリガミリウム」は、まるで守護神が金魚を見守っているよう。光の角度によって折り紙の陰影が変化し、立体感が際立ちます。

金魚の石灯籠 まるで神社の境内に迷い込んだかのような「金魚の石灯籠」。静かな光に包まれた空間で、金魚が穏やかに泳ぐ姿に癒されます。

金魚の滝 「金魚の滝」は、水の流れを背景に金魚が泳ぐ姿が印象的。力強くも優雅な泳ぎが、まるでアマゾン川の生態系を思わせる迫力です。

九谷五彩金魚 巨大な筒状の水槽に九谷焼の色彩が映える「九谷五彩金魚」。中には蓮の花や葉が配置され、その壮麗さに思わず見入ってしまいます。



金魚の水琴 浅い水槽に金魚が泳ぐ「金魚の水琴」。水面に反射する光と音が調和し、まるで水琴窟の音色を聴いているかのような心地よさでした。

九谷金魚品評 陶器の中で泳ぐ金魚を展示した「九谷金魚品評」は、あえて装飾を省いたシンプルな構成が特徴。金魚そのものの美しさを引き立てています。

金魚品評 ライトアップの演出が強めな「金魚品評」は、光の中で金魚が映える一方で、「まぶしくないのかな」と心配になるほどの照明。迫力と華やかさが同居する作品です。


風神雷神 圧倒的な存在感を放つ「風神雷神」。雷神の力強さと風神のしなやかさが光と色で表現され、そのインパクトに息をのみました。色合いの美しさも必見です。

フラワーリウム 華道家・假屋崎省吾氏とのコラボレーション作品「フラワーリウム」。花と金魚が一体となった華やかな展示で、華道に詳しくない私でも圧巻の美しさに魅了されました。


展示をすべて見終えると、出口付近にはお土産コーナーがあります。金魚をモチーフにしたグッズが所狭しと並び、その数と種類に圧倒されました。中でも金魚のぬいぐるみはぶれ子も反応して手に取りましたが、なぜか「ないない」と言って棚に戻してしまい、今回は購入せず。ぶれママ的にも「家に置きたくない」とのことでしたが、ぶれパパ的にはこういうぬいぐるみは大好き(笑)。
和の雰囲気を感じさせるうちわも魅力的で、日本らしいデザインと滑らかな風が印象的でした。ただし価格は2,000円を超えていたため、こちらも見送り。お土産コーナーは非常に混雑しており、じっくり選びたい場合は小さな子どもは誰かが面倒を見て、大人だけで回ると安心です。



子連れでの楽しみ方と注意点|安全・快適に楽しむために
「アートアクアリウム展 名古屋2025」は、幻想的な光と音に包まれた空間で、1歳児でも十分に楽しめる展示です。ただし、館内は人気のため常に混雑しており、子連れならではの注意点があります。ここでは、実際に1歳の娘・ぶれ子と訪れた経験から、安全かつ快適に楽しむためのポイントをまとめます。
混雑時は絶対に目を離さない
館内は大人の目線で見ても人の流れが多く、作品によっては足元に階段や段差がある場所もあります。特に小さな子どもは視界に入りにくく、少し目を離すとすぐに見失う可能性があるため、一人にしないことが大前提です。ぶれ家では常に手をつないで歩き、必要に応じて抱っこで移動しました。
ベビーカーは持ち込み不可
会場内はベビーカー不可のため、入口付近の臨時置き場に預ける必要があります。抱っこひもを使う方も多く見られましたが、我が家は手をつないだり抱っこで対応。狭い通路や階段もあるため、ベビーカーなしの方がスムーズに動けます。
自撮り棒のカメラは禁止
会場内では自撮り棒の使用が禁止されており、私が持参したInsta360も手持ちで撮影するしかありませんでした。結果的に自撮り棒を外しての撮影となり、暗い館内では手ブレが起こりやすくなります。写真や動画を撮る場合は、手持ちでもブレにくいカメラ設定やストラップの準備がおすすめです。
館内にトイレはなし
会場内にはトイレが設置されていないため、入場前に必ず済ませておくことが重要です。我が家では事前に中日ビル3階の多目的トイレでオムツ替えをしてから入場しました。このおかげで展示中に慌てることなく、最後まで集中して楽しめました。
滞在時間の目安は40分程度
ぶれ家の場合、滞在時間は約40分。娘も終始ご機嫌で、ぐずることなく最後まで楽しめました。展示をじっくり見たい場合はもう少し時間を取れますが、小さな子ども連れならこれくらいがちょうど良いと感じます。
混雑対策と「こうしておけばよかった」ポイント
・入場は開場直後を狙うと比較的人が少なく、撮影や観覧がスムーズ。
・お土産コーナーは出口直後が一番混むため、先に場所やラインナップを確認しておくと安心。
・事前に作品リストを見て、特に見たい作品や撮影スポットを決めておくと見逃しが減ります。
・入場前後で軽食や水分補給のタイミングを決めておくと、子どもも快適に過ごせます。
・暗い館内での撮影は、カメラ設定を事前に調整しておくと手ブレ防止に効果的。
これらのポイントを押さえておけば、小さな子ども連れでも安心して「アートアクアリウム展 名古屋2025」を満喫できます。実際に訪れた感覚としても、光・音・香に包まれた幻想空間は、子どもにとっても大人にとっても忘れられない夏の思い出になりました。

子連れだと混雑が大変そう…って思う方もいるかもですが、開場直後を狙えば比較的ゆっくり見られますよ。

写真は『花魁』や『フラワーリウム』が映えます♪人の流れが途切れるタイミングを狙ってパシャリがおすすめ。

きらきら~! ピカピカのおさかな、いっぱい~!
まとめ|家族で楽しむ感性を育むひととき
今回の「アートアクアリウム展 名古屋2025」で一番印象に残ったのは、ぶれ子が作品を前に見せた笑顔です。色とりどりの光や金魚たちの優雅な動きに目を輝かせ、指をさして喜ぶ姿を見て、「こういう作品にたくさん触れて、感性豊かに育ってほしい」と心から思いました。
また開催されるなら、ぜひ家族で訪れたいと感じます。作品の数や規模がちょうど良く、1歳児連れでも無理なく回れるボリューム。家族みんなが楽しめる、程よい距離感のお出かけ先としてぴったりです。
この記事は、特に「子連れでも行けるのかな?」と迷っている方に向けて書きました。会場内は混雑する時間帯もありますが、事前準備と少しの工夫で、小さな子ども連れでも十分に楽しめます。むしろ、子どもの反応や表情がこの展示の魅力を何倍にもしてくれるはずです。
夏の光と色、そして生きた金魚たちの美しさは、きっとお子さんの感性を豊かにし、家族の思い出を深めてくれるでしょう。
次の週末、少し特別な時間を家族で過ごしたいと思ったら、「アートアクアリウム展 名古屋2025」へ足を運んでみてください。

会場内にトイレはないから、入場前に必ず済ませておくのが安心です。

滞在時間は40分くらいがちょうど良かったよ。小さい子でも最後まで飽きずに楽しめます。

おさかな、もっとみる~!またくる~!
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